現在17年間にわたって無農薬の畑を作り実験中。理想は無農薬を実現したいと思い試行錯誤を繰り返しています。
※品種により使用回数が異なります。
マルヨ農園のみかんは和歌山県の特別栽培農産物に認証されております。
マルヨ農園のある海南市は全国でも珍しい「蔵出しみかん」の産地です。
テレビなどでも「まるでワインのような熟成されたみかん」とよく紹介されています!
12月に収穫した酸味のあるみかんを、専用の貯蔵庫で1~3ヶ月間甘味と酸味のバランスが一番いい状態になるまで熟成させてから出荷するので、蔵出しみかんと呼ばれるようになりました。
蔵出しみかんをより美味しくするには、貯蔵庫を通気性がよく湿気が低い状態にする必要があります。湿気が多い状態だとみかんにシワが増えて甘味も酸味も抜けてしまいます。
ですので、貯蔵庫内は常に湿気が少なく通気性の良い状態に保つ必要があるのです。こうすることで、みかんの果皮を引き締め品質を落とさず甘味を強くすることが可能になります。
美味しいみかんにするために欠かせない湿度の調整については、貯蔵庫の壁を土壁にすることで余計な湿気をとることが可能となっています。それでも雨の日などは湿気がひどくなるので注意が必要です。
また、土壁以外にもマルヨ農園では貯蔵庫内の除菌と消臭のために、木炭を貯蔵庫に入れています。これも蔵出しみかんを美味しくするちょっとした秘訣なんです!
みかんを保管しておく木箱についても底の浅い物を使用することで、重なりを少なくしてみかん自体の重みで質が悪くなることを防いでいます。
摘み取ったみかんは生きているので、毎日みかんに合わせて木箱の重なりを少しずつかえて木箱内の湿気と通気性を調節し、おいしく熟成するのに最適な状態に保つようにしています。
貯蔵庫内は基本的には5℃前後になるようにするのがよいとされているのですが、長年の経験からみかんが美味しくなるように状態をみながら室温を調整しています。
こうして毎日地道な作業を続けながら熟成されたみかんは、適度に水分が抜けてスリム引き締まった味の濃いおいしい蔵出しみかんになるのです。
味にこだわる日本一のみかん農家 マルヨ農園 岩本治
みかんや柑橘類を栽培している減農薬栽培農家で、美味しさ日本一のみかん(味)農家を目指しています。カンキツの品種を研究し、みかん栽培などで専門誌、新聞など技術記事は、みかん農家としては今のところ一番多く載っています。
続きはコチラから→
私はすごくおいしいものを食べたときにホワァと幸せを感じるので、私のみかんを食べた人にもその幸せを感じてもらえるものを作りたい。
それを目指して、下記の5つにこだわってみかん作りをしています。
1.自分が好きでおいしいと思う品種をつくる。市場値段で高くても好きでないと作らない。
2.気象変動がおかしい今、自然の力を利用したなるべく除草剤を使わない草生栽培にする。畑の見てくれよりも味を優先。
3.出来るだけ化学農薬は使わない。食べてくれる人も農薬散布する自分も安全に。(特別栽培の認証とエコファーマーをとりました)
4.有機肥料の質にこだわる。有機にこだわると正直、経費がすごくかさむが味と土の微生物の環境、自然のサイクルを考えるとこだわるのは必然。
5.出荷まで味が落ちない工夫をしてお客様に食べてもらうこと。